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前回のエントリ 今の時代は カネ > モノ >>> ヒト (その1 証明) にて

②.モノ >>> ヒト

というところに抵抗を示された方がいらっしゃったかもしれません。
ということで、ここに関してはいくつか例示してみようと思います。

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例1:簡単なテストをしましょう!

まず皆様に3つ質問です。
最初はこちら。

1.あなたはなんともなしに服のショップに行き、ウィンドウショッピングをしようとしていました。そうすると、どこからともなく店員さんが現れ、「今日はどんなものをお探しなんですかぁ?」と。あなたは何を思いますか?
A.待ってましたぁ♪
B.え?何が目的?
C.うざっ!!

続いて。

2.知り合いが保険屋になりました。そしてあなたに電話を掛けてきました。彼(彼女)はどうしても話だけでも聞いてみて or 聞かせて欲しい、と言って来ます。あなたの反応は?
A.まぁこいつがこう言ってんだ、とりあえず話くらい聞いてあげよう。
B.うーん、保険は金銭的に余裕ないなぁ…美味しい話なんて滅多にないし、ぶっちゃけ気が進まないけど…
C.いきなりなんだよお前!

同じく、保険ネタで。

3.あなたは本日お休みです。ゆっくり、まったり家の中で過ごしていると、「ピンポーン」インターホンの音。「私、○○保険会社の○○と申します。この地域担当になりまして、ご挨拶がてら情報をお持ち致しましたので、1分程度お時間いただけないでしょうか?」
A.一応、出て取り合う
B.ポスト入れといて!
C.結構です!!



Aの多い方は「モノ < ヒト」かもしれませんが、ご自身が少数派であることは認めてください。
だいたいの方は各問ともBかCを選んでいると思います。

Cの多いあなたが一番多数派だと思います。ヒトが絡むことがとってもうっとおしく感じられるタイプかと思います。あなたの中のヒトの序列は低いと言わざるを得ません。

もちろん都会と地方では少し違いもあるかもしれませんが。
この3つの例からも、人の関心は、今はヒトではなくモノなんだと言っていいと思います。

ちなみに、3問ともBの方もいらっしゃるかと思います。
こういった人は、ヒトと「情報」が割と切り離れており、情報を大切にされる方なのではないでしょうか。

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例2:製薬業界に見るヒトのポジションの低下

本来、「情報」はヒトに内包されるものでした。
例えば、薬は正しく使わなければ毒にもなるもので、「薬」=「化学物質」+「情報」という考え方がMR試験の教科書に書かれています(!!!)
それもあり昔から医師のもとには各社の「プロパー」と呼ばれる営業マンが出入りし、適正な使用を普及させるようにしておりました。

が、情報を媒介するのが人である以上、医師とプロパーは人と人。そして業界のバブルもあり、プロパーは金を使うことができました。
そりゃもう人と人のお付き合いが盛んに行われていました。具体的には…Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
ヒトがカネと情報を操れた時代、例えば医師による薬の処方もだいぶ影響を受けていました。

しかし製薬業界に関して言えば、メーカーの利益も青天井ではなくなったりなど業界の構造変化が起こり、その中でプロパーはMR、すなわち医薬「情報」担当者へと変わりました。
MRの大義は、医師他医療従事者への情報提供、および情報収集。プロパー時代のように人としての魅力を活かした活動はしにくくなり、単なる情報の運び屋へと変わっていきました。
そして、本年2012年4月より、いわゆる接待禁止の業界ルールが敷かれました。

並行して効いたのは、インターネットの普及。
ネットの向こうは情報の宝箱。グーグルやヤフーなど検索エンジンで何でも探せる!!
特に医師の間では「エムスリー」という医療情報のサイト(及びその運営会社)が上の2者に次ぐアクセス時間を誇るくらいに普及しています。

もはや医師の中ではMRの価値は下がり、「MR?大した接待もない、大した情報提供もないのに、処方依頼をしてくる営業マンのことでしょ?」という概念が出来上がっています。
カネを使うことのできない、さらに情報もネットに奪われた今、ヒトのポジションは大きく下がりました。
(実際にMRの求人は接待禁止ルールが敷かれた本年4月よりガクっと減っております。)

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例3:消費者が求める情報

上の例えは、医療・製薬業界での話でした。
ただ、少なくとも「情報」が人と切り離されネットなどからも手に入れやすくなった今、消費者も自分からパソコンの電源をつけていろいろと調べるようになりました。

そうすると、消費者は口コミなど、人からの情報だけを頼りにせず、自分で商品の基本的性能や値段などを調べるようになりました。

ここで、消費者の最も欲しい情報は「比較」だということが考えられないでしょうか?

実際に、価格ドットコムなど、製品の比較をしているサイトは人気です。
また、再度保険の話で恐縮ですが、来店型保険ショップの売れ行きが絶好調です。来店型のショップに行けば、各人のライフステージに必要な保険を、各社商品の中からよりすぐられたものが得られます。そりゃ売れますわ

対し、人からの情報の最大の欠点は、この「比較」という点で弱いことだと思います。
人からの情報は往々にして「経験」を伴っている分、パンフレットやネットの情報とは比べものにならないほどインパクトがありますが、それは深くも狭い情報です。今の時代のようにモノがあふれた状態で、狭く深い人からの情報だけを鵜呑みにするのはリスクが伴うことくらいは、誰にだって検討はつくと思います。

実際、口コミを見たとしても、一通り比較してみて、購入を決断する1歩か2歩くらい前になってからじゃないですか?

モノがあふれた今の時代、消費者がある1つのものの「経験」よりも、モノ同士の「比較」を優先して求めたくなってしまうのは、ごく自然な流れなのではないかと思います。

ところで、ここで
「比較」: モノ同士を比べてみた時の情報。つまり、モノ的な情報。
「経験」: モノを使ってみたヒトの情報。もしくはそれを間接的に聞いた情報。つまり、ヒト的な情報
と言えますよね?

だから、モノ >>> ヒト だと思うんです。モノがたくさんありゃ、モノへの興味が勝るんです。

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以上、モノ >>> ヒト ということに関して、3つ例示してみました。

もはやカネもモノも、ひいては情報も、ヒトが扱うものとは限らなくなってしまった今、人はヒトから何かを得ようとは思わなくなったのじゃないでしょうか。
上にも示しましたが、今やヒトにしか扱えない情報ってのは、「経験」くらいかと思いますし。

ちなみに、首都圏にはモノ(と情報)が溢れているように思います。少なくとも、ツタヤはだから東京に出てきたし、だから今も東京にいます。
そうやって思うと、ツタヤ含め首都圏にいる人は、ヒトよりもモノや情報に重きをおいている傾向があるように思います。逆に地方などに行くと、例えばモノの少しくらいの差であればヒトのつながりを優先する傾向もある気がしますが。
そういった点で、やはりモノが多くなればなるほど、モノへの関心が増し、ヒトとヒトのつながりがおろそかになってしまう気がします。

また、カネはモノにはつきものです。
今の時代は カネ > モノ >>> ヒト (その1 証明) でカネの立ち位置を示してみましたが、このような時代ではモノの値段が適正か、値段に見合った性能があるかなどモノへの関心が強くなりやすく、ヒトとヒトの綱がりは一層うすくなってしまいがちな気がします。
(個人的には人と人の縁はこの世で最高の奇跡だと思うので、例えば営業マンや宗教の勧誘など来たら必ず会って話すようにしているのですが…)

さんざん力説しましたが、この

カネ > モノ >>> ヒト

っていう序列はあくまでツタヤの中の仮説であり、正しいかどうかなんて分からないし、正直興味はありません(自分の中では正しいと思っているので)。
ただ、今のこのご時勢企業経営だとか営業だとかヒト、モノ、カネを相手に活動をされる方は、これらの序列をご自身の中でしっかりと考えられると、よりよい活動をすることができるのではないかと思います。


※ちなみにこんなわけで、個人的には営業マンのニーズってもうここから先下がっていくしかない気がするんだよなぁ… それについては後日書こうかと思います。


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2012.07.29 / Top↑
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