(注:このブログ、及び私ツタヤはCD・DVDレンタルのTSUTAYA様とは何も関係ございませんので、ご了承ください。)

物思いの秋。
急に昔のことを思い出しちゃったので、突然ですが筆を…いやキーボードを進めます。爆

過去に書いた内容(多分「その10」あたり)と似てくるのですが、
今日の内容は「MR時代と比べると、仕事の内容に自信が持てない(かも?)」という内容です。

特にMRとして何らかの結果を残したうえでCROへの転職をお考えの方には、知っておいていただきたい内容になります。
ちょっと内省的ってか自分語りみたいな内容になるかもですが、読んでいただけましたら幸いです。

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ツタヤはMR時代、とある少数分野に特化した中小新薬メーカーに勤めていました。
そして当時担当していた地域や施設は、担当し始めた頃(新卒のとき)はツタヤも会社も全然把握していなかったのですが、
後々、ツタヤのいた会社が重点とする分野においては、とんでもないマーケットだったということが発覚しました。
あんまり具体的には書けないのですが、よくよく調べてみるとすごく著名な先生がご開業された施設があったり、
もしくは既にお付き合いのある先生が実は著名な先生だったとか、
さらにはその先生方同士がすごく仲がいいとか(逆にあまりよろしくないとか)、
いろんな事情がありました。

もちろん、そんな先生方のもとには多くの患者様がご来院されて。
つまり、MRからしたら、想定外な売り上げの見込める担当地域ってことでした。
というと営業目線ですが、ツタヤの中では、いわゆるMRの「情報提供活動」をすることで、その相手となる医師その他医療関係者の皆様、そしてその向こう側にいる患者様に、仮に売り上げにつながらなかったとしても「新たな選択肢を提示すること」くらいはできると考えられました。

知れば知るほど、自分に何か出来ないか?そう感じました。
またも営業目線な言い方だと「ポテンシャル(またはキャパ)のある市場」を担当して、ってことになっちゃいますが、
自分の頑張り次第では、新しい選択肢を提示し、あわよくば選んでもらえる。
つまり「世界を変えられる」って。

MRをやってたのは新人~3年半のときなので、それこそ社会人なりたての20代半ばなわけじゃないですか。
でも、そんなピヨピヨのMRでも、朝から晩まで働いて、結構いろんなことしたんですよ。
0から研究会企画したり、実行したり。病院・診療所の連携に関わったり。
もちろん説明会・勉強会も結構やりましたし、市販後調査とかも経験しました。
飛び込み営業や新規面会なんて日常茶飯事。既存の先生との関係強化にも徹したり。
正直、MRさんがキャリアを何年か積まないと出来ないようなことを、わずかな期間で経験しました。

もちろん、それによって会社の存在(この会社はこの分野に力入れてんだな)や
ツタヤってMRの存在(こいつバカで生意気で挙動不審な新人だけど、まぁ頑張ってるな)とかを焼き付けられたと思いますし、
最終的には、ツタヤが十分に自信を持てるくらいの結果が伴っていました。
(当時の上司が満足してくださったかは分かりませんが(^_^;))

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以上、自慢に聞こえてたらすみません。
でも、MRって、いやもしかしたら営業職全般、こういう仕事なんだと思うんですよ。
いろいろ考えて、いろいろ行動して、それで結果が出たときは、相当な自信になる。
目の前の市場に、お客様に、その向こうの患者様に真摯に向き合って、新しい選択肢を提示出来て、
その上で自分が用意した選択肢が選ばれ、さらに有り難うなんて声を聴いた日には、全てを肯定してもらえたような気持ちになれる。

…でも。

正直に言って、今の仕事をしてても、そういった感情の振れ幅って、少ないんですよ。
なんかこう、MRのときに経験したような「全肯定される経験」ってのが少ない。
いや、今3年やってますけど、未だかつてMR時代に匹敵するような喜びなんて経験したことがない。

いやもちろん医療施設側の方から立ち上げの時の同意説明文書の作成や原資料の残し方とかを相談されたりして、それに対してめちゃくちゃ考えて提案してみたりとか、
他にもどうにもこうにもデータ固定のスケジュール的にヤバいものをなんとかかんとかして打破してみたり、
そんな経験はあるんですけど…

なんか、スケールが小さいように感じてしまうんですね。
所詮「内輪の話」みたいな感じがしてしまって。

それに、MR時代とは違って、使ってる薬は基本的には「効くかどうか分かってない薬」なわけじゃないですか。
MR時代なら厚生労働大臣が有用性を認めて承認された薬を売った上で「この薬効いたよ!」「効かなかった!」なわけですが、
治験薬だとその有用性を確認するために治験やってるんだから、仮に効いても自信もって喜んでいいのか分からないし、
そもそも施設とメーカーの契約に基づいて治験薬を使ってるんだから、「薬を選んでもらった」って感覚は0。

多分、ツタヤの場合だと、MR時代に匹敵するような喜びが味わえるとしたら、
自分がリーダーをした試験(≠モニターをした試験)が上市して、バカ売れした時なんじゃないかって思います。
何年先だ??てか実現できるのか??

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別に、上で書いたこと全てに共感していただきたいとは思いません。
今回の内容に関しては、ツタヤの主観がめちゃくちゃ入ってますし。

でも、確実に言えるのは
得られる喜びや自分への自信は、絶対にMRの方が大きいってこと。


ついでに言えば、そういった喜びとか自信を感じられたときって「他人への感謝」も随伴して感じると思うんですよ。
この人がいたから、今の結果がある。とか、この人がいたから、今の自分があるとか。

そんな意味ではMRの方が人間的に成長できる。とも言える気がします。

今思えば、最初に経験したのがMRだったから、独立しようなんて考えることも出来たんだと思います。
(結果、力及ばないと判断して終止符打ちましたが。)


そんだけMRの仕事の方がいいみたいに言ったツタヤがどうして今の仕事を3年続けてるかって言うと…
もちろんMRの仕事が今、必要ではなくなりつつあるってのも大きな理由ですが…

見損なわれる覚悟で正直に言えば、向上心がなくなっただけなんかもしれません。
なんかもうどうでもよくなってきたんですよ。仕事で得られる喜びとか、人間的成長とか、この世界を変えるとか。
そんなことより、自分自身が穏やかに、小さくても幸せに暮らしたい。

それにMR戻ったって、あの時と同じような(会社や上司ではなく)自分に誇れる結果を出せるか分からない。
勇気出して挑戦してみて、自分の「心の限界」を知っちゃった今の自分じゃ。
だったら、新しくて、しかも積み重ねがものをいう今の仕事の方がいい。そう感じてるのかもしれません。

ちっちゃい人間でもおっきい人間と変わらない結果を出せる。
そういう意味で、(別にエネルギーにあふれてなくても)コツコツできる人間が向いてるっていう仕事なんだと思います。
CROの、少なくとも現場担当をやってるうちは。
※マネジメントにかかわるようになったらまた別な話なんかもしれないですけど。


あーこれだいぶ後ろ向きな内容書いてしまったな・・・
でも、少なくともこう考えてる人だっているってことを、今後CROへの転職を考えてるMRの皆様には知っていただきたく、
相当独白的な独りよがりな内容かもですが、ネット上にアップいたします。


~関連エントリ~
元MRから見たCROについて(目次ページ)
別ブラウザで立ち上がるので、この目次ページを1つ立ち上げつつ他のページもご覧いただくと便利だと思います(^^)

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2015.11.23 / Top↑