(注:このブログ、及び私ツタヤはCD・DVDレンタルのTSUTAYA様とは何も関係ございませんので、ご了承ください。)

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このブログの検索エンジン検索機能で、「保険 辞めた」とか、それに類する検索をよく見ます。

古巣を馬鹿にするようなことってするべきでないのかなと今まで思ったのですが、やっぱり誰しもが生き残っていけるような職場でないことも確かです。
なので、今後のミスマッチを少しでも減らすため、自分なりに保険会社で働いた感想を載せようかと思います。

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はっきし言って、保険業界はマズいです。

もちろん知人に勧誘しないといけないとかはあるんですけど、それに関するプレッシャーとか友達なくすだとか、それに関しては省きます。
(これに関しては、本当に意識の高い人が本当に保険を必要としている人に提供できれば、「ありがとう」しか残らないはずなので)

何がまずいかってのを、誤解を恐れず言えば
1.先行きがまずい
2.人がまずい

です。

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1.先行きがまずい

やっぱり生保・損保ともネットの業者の出現は、1つ大きい気がします。
保険の知識に乏しい人であれば「保険料が安い」ってだけで十分魅力的に映ってしまいますし。

それと、これは損保側の事情ですが、自動車の台数が減ったこと。
損保会社の主な収益は自動車保険で、各大手損保会社とも自動車保険で保険料収入のだいたい半分を補っていたようですが、最近はその保険をかける対象である自動車が減ってしまったということで、自動車保険は赤字商品になりつつあるようです。

昔はモータリゼーションの流れの中自動車台数とともに自動車保険も売れ、損保代理店としての独立も今よりは相当に容易だったようでした。
しかし今では代理店も採算が取りにくくなり統廃合が進み、数も減ったようです(日経電子版 2012.9.24
ツタヤがいた保険会社でも「研修制度卒業後は、既存代理店に就職すべし」「生保を売れ!」が合言葉でした。
おぃおぃ、損保会社が生保売ってこいって∑('□';)

損保会社同士の合併も2010年で行き着くとこまで行き着き、その上で日系主要3社とも、今年初夏に内部の株を放出しました。
東日本大震災やタイの洪水などもあり、黒字を保つための最後の手段だったとは思いますが…それでもついに禁断の果実に手を出さざるを得ない状況かとツタヤは(当時そこで働きながら)思いました。

一方、生保も保険対象であるヒトが減ってる状況です。
加えて、1世帯あたりの平均年間保険料も、1997年と比べると38%落ちたようです。(日経電子版 2012.9.19
人の命に関わるものですし、損保と比べればネット業者の影響も少ないかと思ったのですが…それにしてもこの落ち様。

日系大手さんの先行きのマズさは言わずもがなですが、外資系生保会社も今はまだいいとして、ブームは直ぐ去っていくものかと思います。
外資は営業力で売っている面がありますが、商品力だけ言えば多くは大したことありません。損保系生保子会社の方が多くの場合商品力は上ですし、同じ程度の商品じゃネット生保の方が安い。
頭のいい顧客からはなかなか新規を取れなくなり、かたや人間関係を大切にする顧客は日系大手や農協とのつながりを大切にし続ける。
外資系生保企業は日本の市場をあるところまではモノにしても、きっと遠くない将来どこかで失速する気がします。

・・・

ちなみに。独立して代理店になることに関して。

ネットと並行して増えてるのが、銀行などの窓口販売と、乗合代理店です。
窓販を始めた生保が軒並み増収していることを考えると、窓販は生保会社の収入増加にはすごく役立ったと思います(基礎利益は分かりませんが)。
乗合代理店も、特に今の時点でほけんの窓口なんかは言うに及ばないですし、他にもこういった会社は小規模に増え続けていることでしょう。

ここで苦しくなるのが、自社製品しか売れない個人代理店や、業績連動型の直販部隊。
母体の保険会社の経営が芳しくなくて、でも窓販や乗合代理店が増収しているということは…つまり彼らの収益は減っているということでしょう。

彼らは母体となる保険会社からの固定給が薄いorないので、収益を挙げないことには食べていけません。
ましてや損保代理店は収益が前年と同じでも手数料率が下がる。そもそも1件あたりの歩合が安い。
生保は手数料を取れるのが最初の数年(中でも、まともに入るのはだいたい最初1年)なので、新規を取り続けないといけない。でも新規はなかなか取りにくくなる。
しかも、母体の経営が悪化すれば、削られるのは母体の正社員の数や給料ではなく、代理店手数料。

保険代理店は、景気のいい窓販や乗合代理店見て
「あいつら専門家でもないのに」「あいつらじゃフォローまでできない」
って言ってますが、キツい言い方すると、これって正しいですけど将来負け犬の遠吠えでしかなくなると思います。
そもそも、沈みゆく船に乗ってしまった側にも責任はあって、降りるなら早めの方がいいと思います。

ちなみに、とあるかなり優秀な生保のマネージャー職の方とお会いした際、採用基準の1つとして
「家庭持ちの男」を積極的に取りたいとおっしゃっていました。
この業界で代理店としてと生き残って行こうとしたら、半端ない「やる理由」が必要となりますが、これって、今となっては逆に「この辛い業界で逃げ出そうとか考えない、足かせのついた存在」というふうにも思えてしまいます。

・・・・・

2.人がまずい

ツタヤがこの業界を辞めた最大の理由は、これでした。
そもそも、個人代理店として入社して最初の2週間過ぎたくらいで気づきました。
保険業界で働く人間は、少なからず狂ってます

いい言い方をすると、使命感に溢れてるんですよね。
お客様をお守りする!って。
でも、それって偽善にしか聞こえないんですよ。

熱意を持ってお客様のニーズ喚起とかしてみて、そんで入ってもらって、「ありがとう」って言ってもらえたとして。それで「お客様を守れた!」っていい気になって。
でも、次にそのお客様に「別の方紹介してください」「別の説明聞いてください」って電話をかけると、なんか乗り気でない。…と言うか、出てもらえないことの方が多いのか?

これってつまり、「ありがとう」が表面的なものだったってことだと思うんですよ。
営業マンが、すっげぇ剣幕で説得してくるから、「あーめんどくせー。まぁ、別に損はなさそうだし、しゃーないから入るかー。」って気持ちも多分に入って、でも綺麗な形で終わらせたいから出た「ありがとう」。

ってことに、営業マン自身本当は気づいてるんだと思うんですけどね。
でも、見て見ぬふりして、自分を言い聞かせながら頑張ってる。

営業所とかのマネージャーや事務方も同じ。
数字上げることを正当化するため、いろんなふうにして自分を言い聞かせてる。

そういうふうに、どこか大切なことに目を背けた人たちが多いんですよ、保険業界って。

・・・

元々旧帝大だとか、それに準ずるような大学で、しかもスポーツだとか一芸に秀でた人を正社員採用する傾向のある保険会社(母体)。
一方、営業側は他業種営業からの引き抜きだったり、もしくは大量に安い賃金で雇って振るいにかけまくる。
業界に継続して居られる人は、やっぱりパワフルな人が自然と残るんですよ。

そんなパワフルな人たちが、そうやってどこか自己矛盾抱えたまま頑張ってると。
なんかどこかパワフルながらも詭弁じみた言葉が飛び交うようになり、やがて宗教みたいな雰囲気が出来上がります。

これはツタヤの会社ではないですが、自社のことを「体育会系宗教法人」と言ってのけた人がいました。

また、営業マン、事務とも約款をくまなく読み込まないといけません。
なので、自然と細かいところまでよーーーく見てくるor聞いてくる人が自然と増えてきます。あと、「自分が正しい」って信じ込む人も増えてきます。
まぁ平たく言うと、
ねちっこい頑固者
にみんななっていくんです。

体育会系で宗教的な人が、ねちっこい頑固者としたらどうなるでしょう?

何事もしつこく詰めてきます
売上のことももちろん「そんなのどうだっていいじゃん」「プライベートな話だろ」ってことまで、隅から隅まで。
詰めてくるとか突っ込んでくるというより、えぐってきます。

ツタヤも独立したくて、途中までは耐えました。
でも耐えれば耐えるほど、この人たちと一緒に仕事出来るのかぁ、この人たちと同化していくんだぁ。と考えると、とんでもない違和感がしました。

ついでに言うと、特にそういう変な色の強かったのが採用代理店の方々だったのですが、彼らなんかを将来的に自分がお世話してあげるのも嫌になりました。
(詳細は 独立諦めます。保険屋も辞めます。 の後半、2つ目の理由の部分)

周りの人の激励を受け、頑張れば頑張るほど頭がおかしくなる。
自分を言い聞かせながら頑張るようになり、自分の言ったことを正しいと思い込み、周囲を追求する人間になっていく。

それは自分の望む姿ではありませんでした。
だから独立を諦めると決めた時、同時に保険業界を去ることにしました。

保険業界で生き残るためには、少なからず自分のパーソナリティを変化させることが必要となります。
その覚悟がなければ、この業界には飛び込まない方がいいと思います。

・・・・・・・・・・

以上、保険業界がまずい理由について
1.先行きがまずい
2.人がまずい
と、記させて頂きました。

個人的にはこの業界に飛び込んでみて、本当に良かったと思いました。
でもそれは、業界像やいろんな人を見れたからと、自分の限界を知ることができたから。

独立はしやすいと思いますが、少なくとも「いい形」でも独立はとても困難と言わざるを得ません。
その中で、この業界で働いて、何をしたいのでしょうか?
そして、どんな自分になりたいのでしょうか?
苦しさや辛さに打ち勝つ、もしくは親しんで同化してしまう覚悟がありますでしょうか?

「保険 辞めた」とググってorヤフってくださる方は、多分今辞めることが少なからず意識にある方、もしくは逆に将来やってみたくて、失敗した時のリスクを予め探したくてやっていらっしゃるのだと思います。
そんな方々の役に立ってほしくて、「失敗者の負け惜しみ」になるとは思ったのですが、今回このエントリを書きました。
それでも「続けること」や「進むこと」を選ばれるのでしたら、ツタヤは応援したいです。自分が出来なかった道で成功してくださることをお祈りします。

どうか、何かの参考にはなりますように…
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2012.11.04 / Top↑
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